【自動運転車】が事故を起こした場合の責任の所在はどこか
sponsored by LAYLA
自動運転車が事故を起こした場合の責任の所在はどこか
2016年に「Google」社が開発している自動運転車が、路線バスと接触事故を起こした。そこで議論になるのが、「自動運転車」が事故を起こした時、その事故の責任の所在は誰にあるのだろうか。従来の手動運転では、運転するのが人間であったため、事故が起きた時の責任が誰なのかは、はっきりと区別することができた。
しかし「自動運転車」が事故を起こした場合、責任はドライバーが取るべきなのか、自動車メーカーが取るべきなのかを判断するのは非常に難しい。
この記事では、自動運転で事故が起こった場合の「責任」や「保険」について解説していきます。
自動車メーカーとドライバーのどちらが責任を取るのか
自分の代わりに運転してくれるという機能があるから購入したのに、もし自動運転車を利用している時に、事故を起こしてしまった場合、自分自身が事故の責任を取ることに納得できるだろうか?
結論をいうと、この記事(【自動運転】が実現すれば、車内での飲酒は可能になるのか)でも書いてある通り、レベル3までは事故の責任はドライバーにあります。つまり、レベル4以上になるとドライバーに責任は問われないですが、レベル3までは運転手(ドライバー)に責任の所在があるのです。
自動運転のレベルについては下の関連記事を参考にしてみてください!
■関連記事■
自動運転の事故数は少ない
この記事の冒頭で、「Google)社が、開発中の自動運転車が事故を起こしたと書いていますが、実は自動運転車の事故率は極めて低いのです。あるレポートによると、2014年から2016年までの約2年間で20件以下という、極めて少ない数字が出ました。
しかし未だ、事故の責任の所在などの法律に関しては若干曖昧な部分があるのが懸念点であります。
事故を起こした場合、保険は誰に適用されるのか
事故を起こした場合の保険に関しては、未だ誰に適応されるかは定まっていない。
しかし今までは事故を起こした場合、ドライバーに保険が適用されるのは自明のことだが、これからはこの事実も変化していくだろう。
これは「製造物責任」のことも関係してきて、レベル4以上になると事故の責任の所在がドライバーではなくなり、製造した側(メーカー)にも責任が問われる。
このように自動運転には、議論の余地がまだまだ多くあり、世の中に当たり前に普及するのも少し時間が掛かりそうだ。