【自動運転】が実現すれば、車内での飲酒は可能になるのか

【自動運転】が実現すれば、車内で飲酒は可能になるのか

現在、日本では飲酒運転が禁止されていて、もし飲酒運転をしているところを警察に見つかった場合は、法律で罰せられます。しかし依然として、飲酒運転をする人は後を絶たない状態であり、毎年のように飲酒運転による事故がニュースで取り上げられています。

そんな現状を変えるべくして、「自動運転」の開発が着々と進化しており、その社会問題がAIによって解決される可能性があるのです。

自動運転車の定義にはレベルがある

以前、(【自動運転車】の定義には『レベル』がある)の記事で、自動運転には6段階のレベルがあり、3以上が自動運転と定義していると解説しました。レベル1.2は「運転支援」と呼ばれ、人間の運転をAIがサポートするだけあり、レベル3以上が「自動運転」と呼ばれるということです。

飲酒運転が可能になるのはレベル4以上

 

自動運転の定義としてはレベル3以上(条件付き運転自動化)となっていますが、飲酒しても運転ができるのはレベル4以上(高度運転自動化)となっております。現在、日本ではレベル2までのみ対応していますが、レベル3〜4まで達するのには時間が掛かるでしょう。

自動運転に含まれる「レベル3」では、最低でも1人の乗員が運転席に居る必要があり、運転中にはテレビ視聴や携帯の使用も可能です。しかし「レベル3」の時点で飲酒ができない理由しては、システム上、自動運転から手動運転への変更を強いる時があるためです。

アメリカでは実験中に事故が起こった

アメリカでは自動運転の実験した際に歩行者を死亡させた事故を起こすなど、安全面で不安要素が拭えないのが現状です。たしかに、これまで手動で行っていきた運転を、いきなり自動運転になったところで、ドライバーが安心して走行できるかは疑問です。

これらの要素を加味した時に、仮に自動運転車がリリースされても世の中に出回るほどの需要があるかどうかは予想のつかない部分もあります。

事故が起こった際の責任の所在

「レベル3(条件付き運転自動化)」は自動運転として定義されているが、事故の責任はドライバーにあります。なぜなら最低でも運転席に1人は座る必要があり、時に自動運転から手動運転へ切り替える必要があるなど、ドライバーとしての役割が人間にもあるからです。

このように曖昧な状態である限り、レベル3の自動運転車を購入して実際にドライブしたとしても、よそ見をするのが怖かったり、安心して走行できなかったりするのも事実です。

これから法律に関しては修正したり、もっと議論をなされて、そこを明確化していくことで、本当の安全と安心をドライバーに与えることができるでしょう。

 

■関連記事■

Follow me!

コメントを残す