プログラミング言語「VisualBasic.NET」でできること
プログラミング言語「VisualBasic.Net」でできること
プログラミング言語「VisualBasic.NET」はBASICを基準とした初心者向けの言語です。2001年にマイクロソフト社が提供を始めたもので、VB.NETとも呼ばれます。
ちなみに、マイクロソフトのアプリケーション開発・実行環境である「.NET Framework」登場以前は単にVisual Basicでした。
「.NET Framework」が登場したことで、オブジェクト指向が取り入れられ、冗長なコードをシンプルに表現できるようになっています。ですので、基本構造は同じですが、両者は文法に少し違いが見られます。
近年は一時ほどの勢いはなくなっていますが、依然として企業の社内システムやフリーソフト開発分野で使用されています。では、実際に「VisualBasic.NET」にはどのような特徴があるのでしょうか。
「VisualBasic.Net」でできること
次にこの言語で、できることをご紹介していきます!
1:Windowsアプリ、Webアプリの開発
VisualBasic.NETはマイクロソフト社によって提供されるものですので、当然Windowsアプリの開発が可能です。さらに、「Ruby」、「PHP」などと同様にWebアプリの開発も可能です。
2:Office製品のカスタムアドイン
マイクロソフト社の統合開発環境Visual Studioを利用すれば、ExcelなどのOffice製品にカスタムアドインを行うことも可能になります。
「VisualBasic.Net」のメリット
VisualBasic.NETはWindowsのアプリケーション開発環境として、Windows登場とともに使用されるようになったものです。では、他のアプリケーション開発言語とは何が異なるでしょうか。比較するために、まずはメリットを見ていきましょう。
1:初心者にも学びやすい
VisualBasic.NETの元になっているプログラミング言語「Basic」は初心者向けに開発されたものです。それゆえ、VisualBasic.NET自体も初心者が学びやすいものとなっています。
一時の勢いは薄れたとはいえ、書店にはVisualBasic.NET向けの本が出ているので、学習しやすいです。
2:VBAと表現が似ている
Excelを使いこなしている方であれば、VBAと言う言葉を聞いたことがあるでしょう。VBAはExcelのマクロ機能で使われるものであり、Excelを自動化するのに役立ちます。名称からわかるようにこのVBAとVB.NETは表現が似ている部分があります。
それゆえ、ExcelでVBAを使用したことがある人であれば、Visual Basic.NETを学びやすいでしょうし、反対にVisual Basic.NETを学んだことがある人はExcelのマクロ機能も使いやすくなるでしょう。
デメリット
次に、いくつかのデメリットを見ていきましょう!
1:価値が低い
初心者向けの言語と思われていることもあり、書けることが強みになりにくいです。ただ、一方でいまだに人気ランキングに入り込むこともあり、案件数も途絶えてはいません。
2:汎用性が低い
これまた初心者向けの言語であることに由来するものですが、言語に特徴があるめ、最初にこの言語を学んだからと言って別のプログラミング言語の理解がスムーズになるものではありません。
まとめ
以上、VisualBasic.NETで学べることについて解説していきました。この言語は初めて学ぶにはわかりやすく、敷居の低い言語ですが、別の言語を身につける時にはまた最初から覚えなくてはなりません。ExcelのVBAにすでに理解がある人であれば、別ですが、これからプログラミングを一から覚えたいと言う人には「Ruby」「JavaScript」などがおすすめです。
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