プログラミング言語「Scala」でできること

プログラミング言語「Scala」でできること

プログラミング言語「Scala」はスイスでMartin Odersky教授により開発されたマルチパラダイムのプログラミング言語です。人気プログラミング言語「Java」からステップアップしたものといえばイメージしやすいでしょう。Scalaという名は「scalable language」からきています。

では、実際に「Scala」という言語を使用するとどんなことができるでしょうか。

1:Scalableな記述

「Scala」の由来となる「scalable」の通り、小規模・大規模問わず一つの言語で記述することを目指した言語です。この目的のため、オブジェクト指向言語と関数型言語を統合したマルチパラダイムのプログラミング言語になっているのです。

ちなみに、オブジェクト指向言語の代表格にはJavaやRuby、関数型言語にはErlangなどがあります。

2:短縮することができる

Javaで記述する場合、文末はセミコロンが必要となります。ScalaはJavaの後継となるものなので、同様の記述も可能ですが、省略できることもあります。他の言語と比べ、Javaの記法に面倒さを感じていた人でも、Scalaは書きやすく感じるでしょう。

3:Javaとの相互運用

関数型の機能を使うことができる一方で、Javaをそのまま使用することもできます。更に、ScalaからJavaのプログラムを呼び出すことやその反対も可能です。

4:米国のメガベンチャー企業に対応できる

海外では、Twitter、LinkedIn、The New York Times、PayPalといったそうそうたる企業がScalaを利用しています。プログラミング別の年収ランキングが各方面で発表されていますが、Scalaは常時上位にラインクインしており、1位となっているランキングさえあります。

それゆえプログラマーになり、よい収入を得たいという人には今後相応しいプログラミング言語と言えるでしょう。

Scalaのデメリット

Scalaは高度なことを行なっているがために、どうしてもコンパイル時間が遅くなってしまいます。このことで、生産が低いと受け止められる可能性もあるでしょう。

まとめ

以上、今後更に注目されうるプログラミング言語、「Scala」について説明してきました。ScalaはJavaの後継ということもあり、Javaを一度学んだことのある人であれば、とっかかりやすい言語です。ただし、多くのオブジェクト指向言語と異なり、やや癖が強いことも事実ですし、コンパイルの問題もあります。

メガベンチャー企業に就職・転職し、大金を稼ぐという野望を持っているのでなければ、まずは「Ruby」などの初心者にもわかりやすいから学習を始め、プログラミングの楽しさに触れるのも良いのではないでしょうか。

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