ネット社会のメリットとデメリットとは
ネット社会のメリット・デメリットについて
IT 産業の発展によってもたらされた現在のネット社会は、我々に多くの恩恵を与えてくれました。今では生活になくはならない状態だといっても過言ではありません。しかし、その一方でネット社会によっておこるようになった事件なども存在します。今回は、ネット社会のメリット・デメリットを考えていきましょう。
ネット社会のメリット
まずは、なんといっても「いつでも・どこでも・だれとでもつながれること」が挙げられると考えます。これにより、物理的制約を取っ払って人のコミュニケーションを可能にしました。
また、複写や置き換えなどが容易なこともあります。今までは、更新したりやり直したりするのにも、新しく1から作り直しが起こっていたものを、一瞬で複写や置き換えができるようになり、時間短縮ができるようになりました。
そして、情報の保管に物理的制約がなくなったこともあげられます。本などの紙媒体なら物理場所をとり、劣化していきます。そして、その量にも制約が大きいといえます。
しかし、情報がデータとして保管されることで、場所をとらず、その情報を保管するハードの物理的劣化を除けば、情報が劣化することはありません。何より保管が容易です。
ネット社会のデメリット
まず、だれとでもやりとりができるため、自分が実際には面識のない人でも繋がることができ、結果的に無責任な行動が起こりやすくなっています。
具体的には、誰かを誹謗中傷したり嘘の情報を拡散したりと、存在が特定できないことを利用して他者を顧みない行動が起こりやすいです。
また、拡散力もとてつもなく、一瞬で物理的距離がある人にも伝わってしまうため、特定の個人に不利な情報が誤って、もしくは他者の悪意によって一瞬で拡散されてしまう危険性もあります。
そして、置き換えや複写などが容易であるがゆえに、他者の著作物などを無断で転載したり、あたかも自分が作ったかのように偽装し公開したりすることができてしまうのもデメリットだといえます。
まとめ
このように、ネット社会は多数のメリットがありますが、一概に便利なことだけではなく、数々のデメリットもはらんでします。
しかし、結局はネット社会がある前から、このような悪意のある行動は存在していたので、使い方次第といえます。
ネット社会のメリットを最大限享受し、デメリットを回避するためには、ネット上の悪意を見分け、正確な情報だけを受け取る見聞力(ネットリテラシー)を高める必要があります。