これからの半導体業界はどうなるのか
スマートフォンが増えるにつれて、半導体の需要も増える
皆さんが普段使っているスマートフォンやパソコン、薄型テレビ、音楽プレーヤーには、「半導体」が組み込まれています。あなたの身近にあるものにこの「半導体」が多く使われています。
現代は「ネット社会」と言われる時代ですが、このネット社会が進むにつれて、半導体の需要も同時に高まるということは間違いないです。
2020年には、皆さんが使っているスマートフォンやパソコン、そしてタブレットなどの「デバイス」と呼ばれるものは、世の中に500億個出回るという話もあるほどです。
現状、多くの半導体メーカーの売り上げは、上昇しているか、横ばいです。一部、売り上げが下がっている企業もありますが、そのような企業は市場全体で見てみると少ない方。
通信技術が4Gから5Gへ
2020年には、4Gから5G(第5世代移動通信)になることは知っているだろうか。5Gになることにより、4Gの時よりも「大容量・高速・低遅延」に進化するため、自動運転車やドローンなどが使えるようになります。
loT社会にとっては、欠かせない5G(第5世代移動通信)の発展によって、いま私たちが使っている電子機器や、電化製品は、より高度な技術を使えるようになったり、遠隔操作をできるようになります。そのため5Gが使えるようになるころには、半導体の需要がより高まることは高い確率でいうことができるだろう。
M&Aが頻繁に行われていた
最近では、市場シェアを拡大しようと、有力企業がM&Aを試みています。
例えば、Qualcomm(米)社がNXP社(蘭)を買い取ったり、Softbank(日)がARM Holdings(英)を買収したり、これまで幾度となくM&Aが行われてきました。
これは市場シェアの拡大と同時に、新商品の開発のための買収だったりと、M&Aの意図が半導体業界の中でも違ってくるのですが、半導体業界が大きくなればなるほど、狙われるということも現実としてあるでしょう。
これからはモバイルから自動車へ
「自動運転車」というのを聞いたことがある人も多いはず。
「自動運転車」とは、自動運転車はレーダー、LIDAR、GPS、カメラで周囲の環境を認識して、行き先を指定するだけで自律的に走行する。
引用;フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この自動運転車を製造する時に使う技術において半導体に目を付けている。そのため半導体業界にとって、自動運市場は大きな活躍の場になりそうだ。
パソコンやスマートフォンなどのデバイスだけでなく、自動車市場にも参入できるのは、半導体業界によっても大きな収入源になり得る。今後、自動運転車が世の中に出回った時には、半導体業界もまた需要がさらに上がってくるだろう。